葬式のマナーについて

葬式とは一般的に、通夜に告別式、火葬を全て合わせたもののことをいいます。通夜とは告別式の前夜に行われ、遺族が故人の側で火を絶やさないように過ごし、告別式は出棺の前に行われる儀式となっており故人に別れを告げるためのものです。火葬は、遺体を炉の中に入れて焼いて遺骨を骨壺に納めます。葬式は故人の最後の儀式ともいえる場所ですので、喪主や親族、参列する人にもマナーがあります。

喪主や遺族はブラックスーツを着てシャツは白地で、ネクタイは黒無地のものを選びます。アクセサリーや時計はつけないようにします。女性の場合は、洋装の正式礼服を着用します。髪はスッキリまとめて、結婚指輪以外のアクセサリーは控え、メイクはシンプルなものを心がけてマニキュアは避けます。

上着は長袖で、スカート丈は長めにしてストッキングは黒であることがマナーになります。ラメ入りや柄物、タイツは好ましくないとされています。参列者も男性ならブラックスーツやダークスーツ、女性なら、通夜の場合地味な色か黒野スーツやワンピースなどを着用し、葬儀に参列する場合は準礼装を着用するのがほとんどです。葬式に参列する時のマナーとしては、会場には早めに到着するようにし、開始十分前には受付を済ませます。

受付でお悔やみを述べて一礼し、ふくさから香典を取り出して表書きが相手に読めるように両手で香典を差し出します。芳名帳に住所と名前を記帳します。受付がない場合には、遺族にお悔やみの言葉を述べて香典を手渡します。