直葬で葬儀をしたい場合

葬儀をしないで火葬だけ行うのが、直葬です。もしくは火葬式とも言います。直葬は身内だけで行う家族葬とは違います。葬儀は本来、通夜、葬儀式、告別式、火葬、という順序で行いますが、費用を少なくしたり、故人が高齢で親族や友人がほとんど呼べない場合には、簡易的な直葬という選択肢が出てきます。

直葬は仏教でもキリスト教でも無宗教でも使えるので、仏教離れから直葬を行う人もいます。直葬は通常よりも安価にできますが、死亡先からの搬送、出棺、安置、死亡診断書提出、火葬埋葬許可証の取得、火葬、には費用がかかります。葬儀社を利用する必要が出てくる可能性もありますし、ある程度の費用はかかります。直葬は経済的に余裕のない人や、故人が残された遺族に負担をかけたくないと思っていた場合には有効な方法です。

ただ、葬儀という故人と遺族の別れの儀式を省いてしまうため、気持ちに区切りをつけるという意味では直葬はあまり好ましくないという考え方もあります。しかし、直葬であってもしっかり故人を見送る気持ちがあり、お寺さんを呼んでお経を読んでもらうなどすれば、気持ちを込めた見送りは可能です。直葬で火葬に立ち会うのは、身内だけです。なので、参列して故人にお別れを言いたかった親族や友人などがいると、後でトラブルになる可能性があります。

これを回避するためにも、事前に参列は断ることを支えておき、理解してもらうようにしましょう。これが直葬で送る時のマナーです。東京の納骨堂のことならこちら